だいじょうぶ

父、肺炎がよくなり
明日、本来の目的である…あごの手術。

「大丈夫か?」の問いに
「だい、じょう…ぶ。」

久しぶりにちゃんと聞き取れる声を出してくれた。

「明日、あごの手術やからな。」
うん、とうなずく。

このやり取りだけで泣きそうになる。

このひと月、ほとんど声が聞き取れなくて
認知症が進んでしゃべれなくなったのかと心配していた。

神様、これ以上、父から何も奪わんでくれ…!
お願いします…お願いします…!
これがワシへの罰なら、直接ワシに与えてくれ…。
頼むから…。

何度も願いました。

しゃべれないのが、あごが折れてるからなのか…
認知症によるものなのか…まだわからないけど…。

明日の手術が無事成功しますように…。

誤嚥性肺炎の予防のため、食事をとれず…みるみるやせてしまった。
ベッドから降りれず足も細くなってしまった…。

心配が尽きない…(汁)

「なんで…こんなことに…なったんやろう…」
「むかしは…こんなこと…なかったのに…」
かすれる声で父が漏らした…

ワシがもっと早く気付いてやれば…いつも思う。
後悔が尽きない。

[完全版]生きがいの創造 (PHP文庫)

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読み返す…。
今の状況は生まれる前、父と決めてきた…予定通りのことなのか…?


おおきに。